南アルプスのめぐみ



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色付が休業日となります。

土木ソフト市場 山梨県の街づくり広場
さくらんぼ

さくらんぼの育て方

 さくらんぼはとても手間のかかるデリケートなくだものです。そして人件費がかかることがさくらんぼの値段が高い理由でもあります。

 さくらんぼは同じ種類だけでは交配ができず実がなりません、しかし違う種類ならばなんでもいいわけではないため、種類ごとにいくつかのグループに分けます。そして確実に交配する組み合わせをそれぞれの開花時期を考慮して決めていきます。

 さくらんぼは、デリケートなので作業の大半は人の手作業で行わなければなりません。一本の木に5,000個から10,000個の実がなりますが、実割れを起こす原因である雨や、さくらんぼの大敵の鳥や病気から一粒一粒守って育てていきます。

 「箱入り娘」とはよく言ったものですね、まさにさくらんぼです。

 さくらんぼは昭和50年代までは、加工向けの生産がほとんどであり、一部生食用として栽培されているに過ぎませんでした。それも梅雨時の雨は避けられないため、赤く熟す前の「黄色いさくらんぼ」を収穫していました。 

 昭和60年代から、パイプハウスの屋根部分にビニールを被覆する「雨除けハウス」が普及すると、完全に熟すまで収穫期が延ばせるため、いまのような真っ赤で美味しい食味が出せるようになりました。

 さくらんぼは明治の初めころにヨーロッパやアメリカから導入され、全国に苗木が配布されました。気候条件と栽培に手間がかかることから、全国的に栽培するほどは広がらず、限られた地で栽培されてるに過ぎません。その選ばれた地で、おいしいさくらんぼを育てるために、以下の作業を行っています。

  1. さくらんぼは、10アールあたり10本〜15本ほど植えます。5年ほどで実を付け収穫できるようになります。

  2. 果樹のほとんどは、同じ品種だけでは実を付けないので、違う品種と混ぜて植えます。
  3. ハウスのサイド側は、野鳥(スズメやムクドリ)から守るため、ネットを張ります。
  4. さくらんぼは太陽の光にあたると赤く色づきます。樹の下は光にあたりにくいので、樹の下に銀色の反射シートをしきます。
  5. さくらんぼの実を大きくするため、芽のときと青い実のときに間引き(つみとり)をします。
  6. 収穫が近づくと、葉をつんで太陽の光が多くあたるようにして、収穫のときをむかえます。
  7. 4月に霜が降ると花のめしべが枯れてしまい実になりません。そのため、果樹園に防霜ファンを設置したり、大きな石油温風機で霜が降りるのをふせぎます。
  8. さくらんぼが赤く色づきはじめるころ、日本は梅雨の季節をむかえます。さくらんぼは雨にあたると実割れすることから、パイプハウスを設置し、屋根の部分だけにビニールを張り、雨がかからないようにします。
  9. スズメ、カラス、ムクドリなどの野鳥は、さくらんぼが大好きなので、パイプハウスのサイド側にネットを張り、野鳥の侵入をふせぎます。
さくらんぼ

 このようにさくらんぼは一粒一粒ていねいに育てる必要があります。そして味わえるのは、初夏のたった1週間だけです。

 大事に育て上げたの赤い宝石を、旬の時期に是非ご賞味下さい。